なぜ、市場の話題がユーロの財政危機一辺倒だったのが、 いつも間にか米国のデフレ懸念・経済の減速になってきたのか?トレンドの転換と言えばそれまでだが、 今、ドルを下落させておく意味があると考えます。
それは、11月に行なわれる米国の大統領中間選挙に関係があるのではないでしょうか? その前に、2009年1月バラク・オバマが新大統領として就任致しました。当時を振り返ってもらいたい。”ドル全面高"を記憶している。為替市場は12月に異常なほどのエネルギーを溜め込みました。リーマンショックで大暴落を演じたユーロがわずか1ヶ月足らずで、半値以上戻しました。(ユーロ高ドル安)そして、円も遂に80円台に突入。
87.10円の価格つけました。(円高ドル安)。一ヶ月でピークアウトした市場は大統領就任に向かって、強いドルを為替市場で演じて見せます。新大統領誕生の特需で片付けるには、あまりにも都合が良すぎます。
その後、ユーロ・ドルは再び、以前のレベルに回帰し、連日の大幅調整に見舞われました。 キーワードは大統領選です。2010年は中間選挙となりますが、米国政府にとっての悪材料は今、出し尽くし、ドル安を進めていく必要があります。売り材料が見当たらなくなったヘッジファンドは急速に資金の逆流を始めます。連日のドル安がドル高に変わることになります。
相場は一方通行に、騰がるだけ、下がるだけということはできません。 一定の期間を経て、スイングしながら価格が変動していきます。仮にそのドル下落のタイミングが中間選挙と重なったらどうでしょう?
ドルの不信任ともいえるドル安。ドル不信任=大統領不信任となり兼ねません。 政府は今、弱味を見せ、ドル安を織り込ませているのでしょう。ドルの急騰と大統領中間選挙が無事に終わったならば(オバマの再選。)米国は景気2番底への危機感を公の場で再び募らせるでしょう。
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Author:nabe.shu10
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